« そしてまた、春が。 | トップページ | ヒースローで一服 »

2011年4月 8日 (金)

新郎新婦のSmile for Tomorrow

残念ながら

今、何かをするにも、また、何かをしないにも、常に心の片隅が痛み、人の反応が気になる情況になってしまいました。

この情況そのものも「災害」であり、私たち全員が被災者なのだなと、つくづく思います。

震災発生当初、このブログに「事実から絶対に目をそむけず、でも決して感情的になりすぎないこと。」と、自分に言いきかせるために書きましたが、まさに日々それが試されている心地がします。

私は今、震災以降にウェディングをお撮りする新郎新婦に「メッセージフォト」を撮影させていただくよう、お願いしています。

実をいうと、メッセージ性を露骨に全面的に押し出した歌や、もろもろの文化活動は、元々あまり好きな方ではありません。

でも今は、「私たち被災者」全員が、それぞれの特性や専門分野を活かし、身の丈に合った方法で「自分たちを」救済していかなければいけない時期だと感じています。

たまたま、私は「幸せの写真」を撮ることを専門にしています。

でも今、「こんなときに「幸せ」なんて不謹慎では…」といった風潮が広まりつつあるのは事実です。そのために、結婚式を挙げることに後ろめたさを覚えたり、これから挙式するのをためらっているカップルが続出しているという話を耳にします。

まずウェディングにたずさわる人間として単純に、そのように苦しんでおられるカップルを励ましたいという気持ちがあります。

また、こんな時だからこそ、目に見える、心で感じる、そして形に残る「幸せ」が誰にとっても必要なはず…そう信じているからこそ、私はこのウェディングフォトという仕事に誇りを持って取り組んできました。

もちろん、「幸せの写真」が否定されてしまうことは、ウェディングフォトグラファーにとっては死活問題でもあります。生き残れなければ、それこそ復興支援も何もできなくなってしまいます。また、被災の直接的な被害・損害をこうむっている同業の仲間に対しても、何かしら力になりたいという気持ちもあります。

そういった思いから、通常のウェディングフォト作品づくりの傍ら、1歩踏み込んで「柄にもなく^^:」メッセージフォトにも取り組んでいます。

ご理解と、ご協力いただいたおふたりに感謝しつつ、お写真をご紹介いたします。

Shun&Norikoさま

01

※「メッセージフォト」をTWPサイトのトップページに掲載させていただきました。

Norihito&Misatoさま

02

※ウェディングフォトをTWP写真日記に掲載させていただきました。

今後、「メッセージフォト」はこちらに順次(※色々な考えがあって当然なので、あくまでご協力いただける範囲内で)UPさせていただく予定です。

茨城のウェディングフォトグラファー片桐裕二さんが発案し、多くのフォトグラファーが賛同している【関東・東北スマイルプロジェクト】も是非ご覧ください。こちらは東日本の方々をダイレクトに応援するプロジェクトです。直接的な被災者でもある「ギリさん」の勇気ある行動力!それに私も心を動かされました。

「幸せの写真」を観た方に、もし、ほんの少しでも幸せな気持ちになってもらえたら…私たちにとって、こんなに幸せなことはありません。

Camera_ai_2

|

« そしてまた、春が。 | トップページ | ヒースローで一服 »

Weddings~ウェディングフォト」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« そしてまた、春が。 | トップページ | ヒースローで一服 »