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2007年11月20日 (火)

Photographer's choise#8

既に何度か私の写真をご覧になった方はウスウスお気づきかもしれませんが_

<目を伏せた表情>が、私は好きです。

Groom_7

「目は心の窓」「目は口ほどにものを言う」といったフレーズを引用するまでもなく、「目」は、なんといっても、顔の主役。ポートレイトを見ても、まず被写体の「目」に、目がいくのが普通だし、できるだけ「目」を強調した表情を撮るのがポートレイトの王道だといえるでしょう。

ところが、その「目」が伏せられていたら_

なにしろ顔の主役が隠れてしまっているので、見る人の関心は、自然と表面的なものから内面的なものへと移っていくのではないでしょうか。また、ハッキリ見えないものほど想像力をかきたて余韻が残るという、いわゆる「チラリズム」の原理は、決してエロオヤジ限定のものではなく、立派な美意識や「洒落っ気」にも通じるものだと思います。

因みに、その昔、私が生まれて初めて作った写真集のタイトルも、ずばり、『ふしめがち』。

写真集といっても、当時(20代半ば)の心情を綴った散文とモノクロの写真を、大判のスケッチブックに貼り合わせて作ったそれは、あまりにも青臭くて、今となっては直視に耐えないシロモノなのですが。。。 とはいえ、文章、モノクロ、そして<ふしめがち>の写真_と、追い求めているものは、あの頃も今も、少しも変わっていないようです(^^;)

Bride_3 

さて、今年のウェディングフォト・シューティングも残すところ、あと3回(昨日は双子の新郎さんのダブル挙式という、とっても珍しい撮影を担当させていただきました♪)。

そろそろ1年のラスト・スパート。もうひとガンバリして、楽しい年の瀬(忘年会!?)を迎えましょう(^0^)/

★ウェディングフォト【新作紹介】UPしました。

http://homepage3.nifty.com/photo-michi/latest.top.html

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Weddings~ウェディングフォト」カテゴリの記事

コメント

うまく言葉に出来ませんが、伝わってきます。
うつむき顔ではなくて、伏し目がちなしあわせ顔って目をばっちりとらえているよりぐぐっと来る事がよくありますよね。
一まい目の男性の幸せそうな顔!いいですねぇ。

投稿: yama | 2007年11月21日 (水) 17時31分

♪yamaサマ

いつも丁寧に写真を観てコメントくださり、本当にありがとうございます(^^)

私が<ふしめがちのポートレイト>に興味を持ったキッカケは、たぶんオードリー・ヘップバーンの写真です。ヘップバーンといえば、顔の半分を占めるほどの大きな瞳が最大のチャームポイントなのに、その目が伏せられた瞬間を写した写真を観たとき、彼女の写真の中で1番素敵だと感じたので「あれ?」と思ったんです。

でも、そういう目で意識してみると、世の中に<ふしめがちのポートレイト>の傑作写真って、案外いっぱい存在するんですよねぇ。

投稿: ♪yamaサマ | 2007年11月22日 (木) 00時33分

「ステキです。」ってひと言で言えないくらいのお写真。。。。

新郎さんの横顔は「幸せ」って言うのが伝わってきていて、、良いですし、、、

新婦さんのメイクシーンは、、やはり「これぞ、、ミチショット」だなと思いました。


投稿: エフたま。 | 2007年11月22日 (木) 07時58分

♪エフたま。サマ

ありがとうございます♪

ウェブにも書きましたが、お二人の【素】のステキさを、うまくとらえられたかなぁ、と#^.^#

こうして写真をUPさせていただくたび、とっても懐かしい気がします。
私にとっても、シューティングの1つ1つが本当にかけがえのない思い出なんですね(^^)

投稿: ♪エフたま。サマ | 2007年11月22日 (木) 23時33分

ふしめがちって良いですね!
どこの1シーンなんだろうってどんどん考えてしまってドキドキしちゃいます。

双子の新郎さんのW挙式ってのも素敵!
幸せのおすそ分けがほしいです~

投稿: みくにぃ | 2007年11月23日 (金) 16時09分

♪みくにぃサマ

ふしめがちってシチュエーションも好きだけど、
この言葉の持つ響きが、なんか好き(^^)

<双子の新郎さんのW挙式ってのも素敵!>

ウェディングフォトってチャレンジングかつエキサイティングな仕事だなって常日頃から思ってますが、こんな極めつけの体験をさせていただくなんて(^0^)
ありがたいことです。

投稿: ♪みくにぃサマ | 2007年11月23日 (金) 22時35分

そうなんですよ。そう!そうなんですよ!!

想像力をかきたてるって無茶苦茶に大切ですよね。なんにせよ。写真もそうなんでしょうし、文章だってそうなんでしょうし、会話だってそんな風に喋れたら伝える力が何倍もアップするでしょうし。

相手に想像力をかきたててもらうって、自分ではどうしたってわからない部分があるじゃないですか?想像力がかきたてられましたってわざわざ伝えてくれることなんてほとんどないですし。
だからワシはかえって伝えたいことを誤解無く伝えたくなって、長い文章になっちまうんです。別にもの書きでもなんでもないんですが(笑)

でもそれをじつはかなり前から考えていまして。どうすれば納得のいく短い文章を書けるか。
やっぱり鍵となるのは想像力を引き出す文章なんですよね。

って、ミッチーの日記読んですごく共感したので思いのたけをブチまけてしまいました(笑)

まぁもうこのコメントからして長いですよね。
ゴメンナサイ

投稿: Nishi | 2007年11月24日 (土) 22時10分

♪悩めるニッシーへ

最近、ヘミングウェイの『移動祝祭日』という本を読みまして。
これは、ヘミングウェイが『日はまた昇る』や『老人と海』などを発表して大作家となる以前の、超貧乏な無名時代を綴った回想録なんですが。
その中に、“内容を、いかに大きく膨らませて書くか_ではなく、いかに余分なものを削ぎ落として小さくシンプルに書くか_ということに努力すべきである。そう気付いてから、良い文章が書けるようになってきた。”という記述があるんですよ。
これ読んで、ハッとしました。
ヘミングウェイでも、「良い文章」を書くのに、このような意識と努力が必要だったんだなぁ、と感慨深く...

確かに、【溢れんばかりの伝えたいことをシンプルに表現する】のが、結局は、最も雄弁で、相手の心に強く訴えかける表現方法なんですよねぇ。
その究極が、レノンの歌であり、チャップリンの無声映画であり、キャパのモノクロ写真であり_

凡人にはナカナカ難しいことですが。

悩める「ふぉとみっちゃん」より(レスも長いゾっ)

投稿: ♪Nishiサマ | 2007年11月25日 (日) 19時29分

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