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2007年7月 2日 (月)

雨降りの気晴らし日記

写真講座の初日を終えて、まずはホッと、ひと安心。ロンドンでの日本語教師以来、久々に講壇に立ったせいで、2コマ終えた頃には喉がヒリヒリ。そこで教室近くのアイリッシュ・パブで喉を潤しながら_

Guinness

_持参した月刊Penに読み耽る。近ごろ、ステキな男子マガジンを薦めてくださるGUCCIセンセイのおかげで、色んな男子マガジンを読むようになりまして。Studio Voiceとか、Hugeとか、「1冊丸ごとブルース・ウェバー特集」なんて贅沢なことをやってのけるBRURUSとか_ 最近ではTITLEが面白かったなぁ。で、今月号のPenはアンリ・カルティエ=ブレッソン特集。そこでも紹介されていますが、今、東京では銀座ライカ店(http://www.leica-camera.co.jp/culture/galeries/gallery_tokyo/)と、東京国立近代美術館(http://www.momat.go.jp/Honkan/Henri_Cartier-Bresson/index.html)でブレッソンの展覧会が開催されてるんですよねぇ。ブレッソン展は何度も観てるとはいえ、やっぱり名作は「本物」(オリジナル・プリント)で何度でも観たい!まぁ、私はブレッソンが1番好きな写真家というわけでもない(ナマイキ!)ですが、なんといっても「ブレッソンを知らずしてモノクロ写真を語るなかれ」ですからネ。じつは私も開催中に江戸へ参るのをもくろんでたんだけど_どうも無理っぽい。

それにしても、こういう面白い特集を組むのは男子マガジンと決まっているのはナゼだろう。。。 いえ、女子マガジンが面白くないわけではないんです。「ふぉとみっちゃん」といえども美容や占いや結婚や“生活”といった、女子マガ特有のトピックにも興味あるしサ、一応。でも_なんていうか、女子マガジンって、チョコレート・パフェみたい。ぱっと見が華やかで可愛くて「美味しそう!」ってそそられて、最初の2クチ3クチは実際すごく楽しめるんだけど、途中から「あーなんか、もう、味わかった」って気分になってきて、惰性で最後まで食べきってしまうか、途中で残してしまうか_ という感じ。もちろん、そうじゃない雑誌もありますけど(花椿とかね)。 そこいくと、この手の男子マガジンは、例えるならガトー・ショコラ、かな。見た目は地味めだけど、素材へのこだわりが強く、中身がズシッとへヴィ。時間をかけて食べきれば、満腹感と満足感に充たされて、後々まで余韻が残る(「永久保存版」になる)_「ふぉとみっちゃん」的には、そんな感じがします。

Magazine

さて、今日は早朝から雨模様。

母親が、今度はヘルペスにかかってしまい、ここのところ、ちょっとバタバタしている。仕事にしろ家事しろ看病にしろ、フリーだから融通が効くっていうのと、フリーだから際限がないっていうのと、やっぱり両面あるんですねぇ(^^;) まったく、普段いかに自分がマイペースで生活させてもらっているかということが、こういうとき骨身に沁みて分かりますm(_ _)m  なぁんていいつつ、どんな状況であれマイペースというペースをきっちり厳守する「ふぉとみっちゃん」ではありますが。

室内で干せる分だけの洗濯を終え、濃い目に入れたヨークシャー・ティ+たっぷりミルクを注いだティカップ片手にリビングの安楽椅子に身を投げ出し、好きな音楽を大きな音で聴く_。これは、とりわけ雨の日に味わう「ふぉとみっちゃん」の至福の時間。別に晴れた日だって、いつだって好きな音楽を聴いているけれど、雨のカーテンに包まれて、完璧な静けさと平和が確保された環境の中、全身全霊で音楽に浸っていると、萎えかけた草花に恵みの雨が降り注いでいるような蘇生感を体感できる。

聴いていたのは、David Bowieの『HUNKY DORY』(1971)。

Hunky_1

デビッド・ボウイのアルバム第4作目。次の5作目が、あまりにも伝説的な『Ziggy Stardust』(1972)であるため、ジギーのせいでハンキーがかすみがちな気がしなくもないが、私はボウイ・アルバムの中で1番よく聴いている。なんていうか、私にとっては、ビートルズにおける『RUBBER SOUL 』のような位置づけ。つまり、「代表作」と呼ぶには、もっとギラギラ輝きを放つ強烈なアルバムが他に存在するけれど、収録曲の1つ1つが本当に愛おしく、アルバム全体としてのバランスや雰囲気が格別、自分の好みにピッタリ合って、とにかく、聴いるだけで、ひたすら心地いい。

従来なら、ひとしきり自分の感想を書いて終わるところなんですが、近ごろ、Nishiセンパイにyoutubeの世界へ引き込んでいただいてからというもの、この場で皆さんと音楽を共有する術を知ってしまいました(まぁ大方は、何を今さらって話なんでしょうけどネ)。で、「ふぉとみっちゃん」にとって選りすぐりの3曲をご紹介しますので、興味のある方は『ハンキー・ドリー』の世界を垣間見てみてください(^^)

♪Queen Bitch http://www.youtube.com/watch?v=7rk6zkC6DBU

露骨なタイトルとは裏腹に爽やかさすら漂う、アルバム1番の軽快なチューン。しかも、BBCのために収録されたという、当時25歳くらいのボウイの、なんと瑞々しいパフォーマンス!チマタの「オレって良い男だろ?」系ギターかき鳴らしミュージシャン(福山雅治とか)の源泉、ここにあり。

♪Life on Mars? http://www.youtube.com/watch?v=pMUveqCp8Ns

ハンキー・ドリー当時ではなく、敢えて80年代初頭の『Serious Moonlight Tour』(*『Let's Dance』(1983)のメガヒット凱旋ツアー)でのパフォーマンスを拾ってみました。私自身かつて、この映像で初めてこの曲に触れ「なんて美しいんでしょう★」と心打たれたのでした。 ドラッグ漬けのグラム・ロック時代から脱却し、ベルリンでのリハビリ時代を経て、80年代にメジャー蘇生したボウイの、壮大な音楽絵巻を見るような感動さえ覚える。ボウイの長年の相棒、カルロス・アルマーのギターも冴えてます。

因みに元々のハンキー・ドリー版はコチラ♡ http://www.youtube.com/watch?v=ueUOTImKp0k

♪Quicksand

1番好きな曲。

以前、トピック<君は僕の宝物>の中で、『“励まし系”の歌は好きじゃない』って話をしました。では、「ふぉとみっちゃん」は一体どんな歌に励まされるのかという答えが、例えば、この『Quicksand』

思考」というQuicksand(砂地獄)の底へ僕は沈んでいく

あらがう力さえ、僕にはもう、ない

己を信じるな 自分の信念ってやつに騙されるな

英知なんて 人生の最後にやっと得られるものさ  

なんて(*あくまで「ふぉとみっちゃん」の意訳です)、とびきり美しくカッコいいフレーズで語りかけられる方が、「自分を信じて頑張って!」とかいう歌より、ずっと洒落てるし、力が抜けて結果的に元気になれるけどな。実際、気が沈んだとき、「ふぉとみっちゃん」の頭の中では、この『Quicksand』が大音響で流れだすのです(^^)

この曲を初めて聴いたのは、イギリスに滞在していた当時、エマニュエル君がプレゼントしてくれた1本のビデオ_1997年にNYで開催されたデビッド・ボウイの50歳記念ライヴ_だった。そのライヴが素晴しくて、中でも、ボウイ・マニアを自認するTHE CUREのロバート・スミスと共演した『Quicksand』に、いたく感動。ところが、日本と欧州のビデオ規格が異なるせいで、帰国後は一度もビデオを観れずじまい…その映像を、なんと今回、youtubeで発見しちゃいました★(音質は悪いけど)

http://www.youtube.com/watch?v=5wbonT9EoXA

あ、雨が上がってきた・・・よっこらしょっと。

<ふぉとみっちゃん☆りこめんず>

▼【旅行写真講座】日曜教室 ☆平日参加が難しい方のために開催が決定しました

①7/8②7/22, 3:15-5:00pm, 場所は京都大丸向かいの恒和ビル8F(*エルメスの上), 受講料¥4,400(全2回・教材費込), 申込・問合せTEL:075-212-4728

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コメント

初回の講座お疲れ様です。m(_ _)m

いや~~ギネスビール美味しそう。。(^¬^)って泡がクリーミーなのでゴクゴク飲めてしまうのですわ(苦笑)

お母様が、、、病気とは大変ですね。。。ってワタシの祖母も同じ病気にかかり、私の母が付ききりだったとの事を最近聞いて、、ビックリしておりました。(あまり最近の状況を聞いていなかったって言うのも大きいかな。。)

今度のお盆は帰ろうかな。。。って思うワタシなのでした。


投稿: エフたま。 | 2007年7月 2日 (月) 21時36分

初日を無事乗り切ったようで、お疲れ様&おめでとう。
今日は急遽仕事を休んで、こっちも母親を病院に連れていきました。ま、結果はなんてことなかったのですが、さすがに「歩けない」とかいうメールがきたらおののきますわな(^^;
そんな母親と久しぶりに二人でランチなぞしてきたわけですが、つくづくあなたはえらいなぁとしみじみ思ったりしたのでした。

投稿: aoi | 2007年7月 2日 (月) 22時53分

♪エフたま。サマ

いや~~久々のギネス、美味でした♡
実は私、一時期アイリッシュ・パブのバーテンダーやってたんですよぉ、なので写真のような、「お約束」の泡で描くシャムロックもオテノモノ(自慢げ)

ヘルペスにかかられる方、けっこう多いみたいですね…免疫力の低下した高齢の方がかかりやすいとのこと。何故か私はウラ若き20代前半に発症したことがあり散々苦労したんですが(・・;)そのときの経験を活かして母の症状を早期に見抜くことができていればもっと軽くて済んだのに_それが無念でなりません。

お盆に帰省されたら、ご家族の方は喜ばれるでしょうね(^^)別方向の飛行機に乗ってしまわないように気をつけて!?

投稿: ♪エフたま。サマ | 2007年7月 2日 (月) 23時24分

♪aoiサマ

おぉ~早速ようこそ★どうもありがとう。

でも、なんでよ。キミに「えらい」なんて言われたら私の体調もおかしなるヮ(^o^)
それにしても、お母様が大事無かったとのこと、本当になりよりでした。ある意味、自分の身体なんかとは比べものにならないほどヒヤッとしますものねぇ。
いえ、自分の身体も大切にしないとダメですね、お言いつけどおり、ちゃんと子宮・乳ガン検診受けに行きます、そのうち、ハイ。
だから(?)また私ともランチ行きましょ♪

投稿: ♪aoiサマ | 2007年7月 2日 (月) 23時35分

センパイだなんて滅相も無い!ただのオタクですから!

それはそうと、bowieの映像、イイですねぇ~!こういう類の映像は画質・音質の悪さも含めて大好きです!笑
最初のQueen Bitchもかっこよかったなぁ!
でも、最後のQuicksand、これはワシbowieはジギーしかほとんど知らない人間なんで、聴いたことなかったんですが、ふぉとみっちゃんの意訳は素敵ですね(T_T)
映像も良いですけど、その訳に心打たれますよ~!!


そして、講習おつかれさまです!!
お忙しそうで、なによりというべきか、ご自愛下さいというべきか迷ってしまいますが、とにかくがんばってください!!
そして東京に来た際には、ご連絡くださいね!

っても、東京でふぉとみっちゃんに会うことを考えると、いろんなことがありすぎて困ってしまいます^^;
例のライヴハウスにも行きたいし、新宿あたりでbowieとかのレア音源漁りもしたいし、でもゆっくり飲み屋さんかどっかで語りたいし・・・

あー、ネタは尽きないんで、いつでも何度でもこっちに来てくださいね!!^^

では、最後にワシのオススメPVを。
曲自体は特別に大好きってほどではなかったんですが、このビデオは観てると幸せになってしまうくらい好きです♪

http://www.youtube.com/watch?v=gHbxq9gGe6I

投稿: Nishi | 2007年7月 5日 (木) 01時05分

♪Nishiサマ

きゃ♡素敵なPV付コメントありがとうございますっ
これまた、抱きしめたくなるようなSweetest Videoですねぇ(^^)b

U2の『With or without you』の中の、♪I can't live with or without you♪というフレーズが、「君なしでは生きていけない」という言葉以上に深い愛を伝えるように、『Quicksand』の中の、♪Don't believe in yourself♪というフレーズが、「自分を信じろ」という励まし以上に強い力を与えてくれる_人の感性って、すごい複雑。その複雑な部分の「ど真ん中」を見事に突いてくるアーティストの表現力っていうのはもう、神がかり的に凄すぎて_ 凡人はただ呆然と感動するしかありません(^^;)

ええ。上京するときは、なるべくたっぷり時間をとれるように行きますからヨロシクね~うっひょっひょ♪

投稿: ♪Nishiサマ | 2007年7月 5日 (木) 12時35分

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