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2007年4月16日 (月)

新作☆ウェブ写真展

ウェブサイト(www.camera-ai.com)の【写真展】を更新しました。

実に2年ぶり。。。当初は年に2回くらいの更新を予定していたのですが。

他のフォトグラファーの皆さんからも多く聞かれることですが、写真がデジタル化し、フィルムの買出しやラボへの行き来が少なくて済むようになった反面、撮影後はパソコンを起ち上げ「Photoshopと首っ引きで画像レタッチ」が今や定石_ これに膨大な時間と神経を注ぐようになり、他の作品づくりにナカナカ手が回らなくなったのです ― なんて言い訳する必要もなく、「ふぉとみっちゃん」の【写真展】が回らなくても、何ひとつ不自由なく地球は回っているわけですが、本人だけは、いたく気にしておりました。

そこへ、不意に届いた1通の国際郵便。

Post

地味なオジサン(=国王)の顔写真切手がベタベタ貼られたそれは、ベルギーの消印。中から出てきたのは、友人エマニュエル・ルイスがリーダー兼ギター&ヴォーカル&作曲をつとめるコンテンポラリー・バンド【Funk Sinatra】の、リリースされたばかりのCDでした(因みに、CDジャケットのモノクロ写真は私の撮影です)。

Funk2_1  Funk1_1

エマニュエル(*写真上)とは、イギリスのウォリックシャー・カレッジ付属英語学校で知り合いました。当時その学校には、何故かベルギーからの留学生が沢山居て、私は、これまた何故か、どの国の人よりもベルギー人と気が合うように感じていました。もちろん、ベルギー人といっても十人十色ですが、真面目で謙虚、でも【味】や【アート】や【哲学】といったものに強いこだわりがあり理屈や議論が大好き、他のヨーロッパ人も、また自らも「変人」と言ってはばからない独特のユーモア・センスを持つ― そんな特徴は、私の出会ったベルギー人に多かれ少なかれ共通しているようでした。とにかく彼らと付き合っていると飽きることがありません。なかでもエマニュエルという男は―

私の写真や文章や会話の中に、あまりにも頻繁に登場するので、すっかり「名物男」みたいになっちゃってますが、それだけ、【エマニュエル】という存在は、私の人生に強烈な印象を残したのです。

といっても、ものすご~く気が合うというわけでもないんですよ、本当は。

彼の信奉する【シュール・リアリズム】は私の琴線に触れるものではなく、反対に、私の主張する【奇をてらわない芸術の至高性】を彼は受けつけません。しかし、エマニュエルは言いました。

自分の好きなものはイヤでも追求したくなるから放っといてもいいけど、嫌いなものは放っといたら永久に理解できない。だから、嫌いなものほど意識的に追求すべきなんだ

嫌いなものを追求する」という言葉自体がシュールで、私には無い発想でした。でも、要するに、「世界は自分の愛するものだけで出来ているわけじゃないことを、ちゃんと知れ。」というのは、「愛こそが世界のすべて」とか「自分の敵を愛せよ」とか唱えるより、もっと核心を突いているんじゃないか、と_ とりわけ、(自作・他作を含め)【作品】というもののとらえ方、そして、(個人間・国家間を問わず)【平和】の実現可能性を考えるうえで、この発想って、すごく大切だなぁと、私も意識して思うようになりました。

エマニュエルと私は、決して同化することなく、むしろ対極から相手の世界をオビヤカシそして押し広げる手助けをする存在であり続けるのでしょう。そんな、エマニュエルの【音楽】を通じて知った世界を、私は私なりの【写真】に表現してみました。その両方を、皆さんにも知ってみていただきたいのです。

http://homepage3.nifty.com/photo-michi/cafeliege.html

「好き」と感じられたなら世界はより深まり、「嫌い」と感じられたなら世界はより広がる_かもしれません(^^)

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コメント

いい写真ですね!
反面で、言葉の壁に閉じこもっているボクとしては、妬ましいです(笑)
相互理解ができるって素晴らしいことだけれど、難しいですね。

投稿: ミシマ | 2007年4月17日 (火) 10時33分

なんか・・・以前から気付いてはいたんですが、スゴイ人ですね。ふぉとみっちゃん。

エマニュエルとふぉとみっちゃんの意識の多少のズレも、なんか高い芸術的レベルでの見解の相違といった感じに映ります。凡人の私なんかには(笑)

もっと感性を磨こう。とか、あまりに凡人的発想に行きつきました アハハ

投稿: Nishi | 2007年4月17日 (火) 11時53分

私のブログに来ていただいて嬉しくて飛び上がりました。 こっちにお返事する方がいいと思ってこちらにきました。 こちらの方が私のブログなんかより、はるかにレベルが高くて、スケールが大きい!ッて云う感じであこがれてしまいます。  お友達の”嫌いなものほど意識的に追求すべき、、、”というのはほんとかもしれませんね。 イスラエル人に言いたいです。 そういえばこの間テレビで長岡京市のことを紹介していましたので、なつかしかったです。

投稿: tenko-chan | 2007年4月17日 (火) 13時14分

♪ミシマさま

相互理解―
言葉が100%通じなくても魂が通じることもあれば、言葉が100%通じるのに心が1%も通じないこともあり…
ホント難しいものですネ。
その間隙を写真が少しでも埋めることができれば―と思っているのですが(^^;)


♪Nishiサマ

あぁNishiさん…お願いですから同類でないフリをするのはやめてください哀しくなります。
エマニュエルとのズレは「多少」なんてもんじゃありません。彼はウディ・アレンは肯定しますがチャップリンを否定します、デヴィッド・ボウイは肯定しますがビートルズを否定します―それが、ゲイジュツ以前に人として(笑)決定的に「好き」と感じるにはどれほど致命的なことだと私が思っているか―貴殿なら分かってくださいますね。


♪Tenko-chanサマ

あらオバサマ、私もコメント嬉しくて飛び上がりそうです(^o^)ありがとうございます。
イスラエル人―
オバサマはお友達が多いのでシンパシーを持てる反面、色々実感なさることも多いのでしょうね。でもアメリカ人も、イラン人も日本人も同じです。「愛する(愛することができる)」物事や人だけを大切にすればよい(と教育する)世の中には決して平和は訪れないと思うんです― あ、また語り過ぎちゃう_ _;
オバサマも、是非こちらまで遊びにいらしてくださいネ!

投稿: ふぉとみっちゃん | 2007年4月17日 (火) 13時59分

いやいやいや、そんなつもりじゃ・・・笑

しかし、ウディ・アレンは肯定しますがチャップリンを否定します、デヴィッド・ボウイは肯定しますがビートルズを否定します―

ムムム、おもしろいですねぇ。

ビートルズもチャップリンも否定してしまうなんて、それはそれで勇気あるというか、自分の揺るぎない価値観がそこになあるのでしょうね。

ある意味で羨ましい。

投稿: Nishi | 2007年4月17日 (火) 16時29分

♪ふたたびNishiサマ

<ビートルズもチャップリンも否定してしまうなんて、それはそれで勇気あるというか、自分の揺るぎない価値観がそこになあるのでしょうね。

ある意味で羨ましい。>

ほぅらヤッパリ同類だ v(^0^)v
形勢的には、コッチはちょっと不利ですよね~「否定」する方がナンカ「非凡」っぽいもん(ははは)。


投稿: ふぉとみっちゃん | 2007年4月17日 (火) 21時58分

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