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2007年4月

2007年4月23日 (月)

「美品」でいこう!

「ふぉとみっちゃん」は肉体労働者(=ウェディング・フォトグラファー)のわりに、筋力が弱くて骨が細い。で、ちょっと無理をすると、すぐ身体にガタがくる。。。それで、どうやってカメラ2台とレンズ4本を身につけて8時間近く撮影しているかというと― 気力。ひとえに。

でも、気力に頼りすぎるのは良くない。どんなに気張っても、もし本当に身体がガタガタになってしまったら、どうしようもないもの。とりわけ私の場合、普段は机かパソコンの前で、ヘタすると1日中ジィーっと座って作業してて、撮影の日だけ極端に身体を動かすので、その落差が、よけい身体にガタをきたすのでは…と、本気で心配になってきた。

それで、ヨガを始めた。3年ほど前に。

千葉麗子がインストラクターを務めるNHK教育のヨガ番組を偶然目にし、合わせてやってみたら凄く気持ち良かったのが、きっかけだった。ただ、画面を見ながらだとポーズに集中できないような気がしたので、CD付の教則本を購入。(病気・故障・二日酔い以外の)毎朝15分程度、音に合わせて簡単なヨガを行なうようにしている。加えて、週に1度、市民講座のヨガ教室にも、なるべく足を運ぶ。これは平日の午前中なので、回りの参加者は主婦ばかり(平均年齢55歳くらい)。正直、最初は居心地が悪かったけれど、最近では少しはヨモヤマ話の輪にも入れるようになってきた(とはいえ韓流とかミノモンタ番組の話題が殆んどなのでチンプンカンプンなんだけど)。レッスンの後半は互いにマッサージし合うことになっていて、これがまた、身体のコリやハリがほぐれて、たまらん♪♪この教室に10年以上通っている人も居て、皆さん、実齢よりウンと若々しく身体も柔らか。なんと、完全開脚状態で上半身がビターっと床に付く70代の方も!小学校の体力測定にして、先生から「オバアサンみたいに硬いなぁオマエは」と、つぶやかれたことがずっとトラウマになっていた私からすれば、怪物的な驚異。しかし、そんな私の身体の硬さと、猫背さえも、今ではピチッと矯正された。大人になってからなんて、もう絶対直らないと諦めていたのに_ ヨガ、おそるべし。今から続けていれば彼女達のようでいられるかな―と、密かな目標にさせてもらっている。

赤瀬川源平いわく、

カメラの売買市場では、カメラは年代順に 【 新品→新品同様→美品→良品→難アリ 】 という呼び名で評価されるんですよ。これを人間に当てはめると、今の僕は【良品】。ここで踏ん張って、せいぜい【難アリ】にならないよう、色々メンテンスを心がけています。

ナルホドね~、“美容と健康”とかいわれても、なかなかピンとこない「ふぉとみっちゃん」だけど、こう表現されると、すごく納得。

ヨガの、ゆ~ったりとした腹式呼吸に合わせて、全身を曲げたり伸ばしたりネジッたり、脱力状態で寝そべったり(『屍(しかばね)』のポーズといいます。)しながら瞑想するひとときって、撮影の前後に、部屋でカメラの作動をチェックしたり、ボディやレンズを磨いたりしながら、写真についてアレコレ思いをはせるひとときと、よく似ている。そして、カメラもカラダも、丁寧にメンテナンスしていると、どんなポンコツでも「大切に使っていかなくちゃ」と、愛おしく思えてくるんである。

理想はイヴ・アーノルド(あくまで理想)みたいに、いくつになっても【美品】カメラウーマンとして活動し続けることだな~

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おまけに“買い手”がつけば、もっと最高なんだけど(あっはっは…)

★ウェディングフォト【新作紹介】をUPしました。

http://homepage3.nifty.com/photo-michi/07latest.htm

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2007年4月16日 (月)

新作☆ウェブ写真展

ウェブサイト(www.camera-ai.com)の【写真展】を更新しました。

実に2年ぶり。。。当初は年に2回くらいの更新を予定していたのですが。

他のフォトグラファーの皆さんからも多く聞かれることですが、写真がデジタル化し、フィルムの買出しやラボへの行き来が少なくて済むようになった反面、撮影後はパソコンを起ち上げ「Photoshopと首っ引きで画像レタッチ」が今や定石_ これに膨大な時間と神経を注ぐようになり、他の作品づくりにナカナカ手が回らなくなったのです ― なんて言い訳する必要もなく、「ふぉとみっちゃん」の【写真展】が回らなくても、何ひとつ不自由なく地球は回っているわけですが、本人だけは、いたく気にしておりました。

そこへ、不意に届いた1通の国際郵便。

Post

地味なオジサン(=国王)の顔写真切手がベタベタ貼られたそれは、ベルギーの消印。中から出てきたのは、友人エマニュエル・ルイスがリーダー兼ギター&ヴォーカル&作曲をつとめるコンテンポラリー・バンド【Funk Sinatra】の、リリースされたばかりのCDでした(因みに、CDジャケットのモノクロ写真は私の撮影です)。

Funk2_1  Funk1_1

エマニュエル(*写真上)とは、イギリスのウォリックシャー・カレッジ付属英語学校で知り合いました。当時その学校には、何故かベルギーからの留学生が沢山居て、私は、これまた何故か、どの国の人よりもベルギー人と気が合うように感じていました。もちろん、ベルギー人といっても十人十色ですが、真面目で謙虚、でも【味】や【アート】や【哲学】といったものに強いこだわりがあり理屈や議論が大好き、他のヨーロッパ人も、また自らも「変人」と言ってはばからない独特のユーモア・センスを持つ― そんな特徴は、私の出会ったベルギー人に多かれ少なかれ共通しているようでした。とにかく彼らと付き合っていると飽きることがありません。なかでもエマニュエルという男は―

私の写真や文章や会話の中に、あまりにも頻繁に登場するので、すっかり「名物男」みたいになっちゃってますが、それだけ、【エマニュエル】という存在は、私の人生に強烈な印象を残したのです。

といっても、ものすご~く気が合うというわけでもないんですよ、本当は。

彼の信奉する【シュール・リアリズム】は私の琴線に触れるものではなく、反対に、私の主張する【奇をてらわない芸術の至高性】を彼は受けつけません。しかし、エマニュエルは言いました。

自分の好きなものはイヤでも追求したくなるから放っといてもいいけど、嫌いなものは放っといたら永久に理解できない。だから、嫌いなものほど意識的に追求すべきなんだ

嫌いなものを追求する」という言葉自体がシュールで、私には無い発想でした。でも、要するに、「世界は自分の愛するものだけで出来ているわけじゃないことを、ちゃんと知れ。」というのは、「愛こそが世界のすべて」とか「自分の敵を愛せよ」とか唱えるより、もっと核心を突いているんじゃないか、と_ とりわけ、(自作・他作を含め)【作品】というもののとらえ方、そして、(個人間・国家間を問わず)【平和】の実現可能性を考えるうえで、この発想って、すごく大切だなぁと、私も意識して思うようになりました。

エマニュエルと私は、決して同化することなく、むしろ対極から相手の世界をオビヤカシそして押し広げる手助けをする存在であり続けるのでしょう。そんな、エマニュエルの【音楽】を通じて知った世界を、私は私なりの【写真】に表現してみました。その両方を、皆さんにも知ってみていただきたいのです。

http://homepage3.nifty.com/photo-michi/cafeliege.html

「好き」と感じられたなら世界はより深まり、「嫌い」と感じられたなら世界はより広がる_かもしれません(^^)

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2007年4月12日 (木)

銀座CHANEL

【(本物)モノクロ写真愛護協会】より お知らせ

ただいま銀座シャネルにて『エリオット・アーウィット写真展』が開催されているそうです(~5/6,入場無料)。これ、絶対オススメ。昨年、銀座エルメスで開催された『木村伊兵衛のパリ』展同様、質の高いディスプレイが期待できます。こういう、お金をタンマリ持ってるPosh なブランドが文化振興(の顔したブランド・イメージの向上)を図って美術館以上に素敵な写真展を企画してくださるのは非常に喜ばしいことです。来訪可能な方、この機会に是非、天才写真家アーウィットの名人芸、そして、ライカで撮られた『紙焼きモノクロ写真』の素晴しさを体験してみてください。あぁ「ふぉとみっちゃん」も行きたいなぁ…また感想などいただけると嬉しいです。

<詳細> http://www.chanel-ginza.com/ 

*トップ画面から Skip したら写真展の告知が現れます―念のため。

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2007年4月10日 (火)

センチメンタルな桜‘07

土曜日。小雨もようの神戸にて「桜の樹の満開の下」シューティング。

Bride

そして日曜日。シューティング明けの「ふぉとみっちゃん」はヌケガラ状態…正直、なーんもする気がしない。でも、ウチの前の公園で、我が「りえおばあちゃん」の植えた桜たちがほころび出すと、「あら、今年もちゃんと咲いたんだから、ちゃんと楽しんでくれなくちゃ!」と、天国から彼女の声が聞こえてくるようで、どうも落ち着かない。それで、いつもの友を招き、いつものちらし寿司をこしらえ、熊本の父から送られてきた『金箔入り清酒美少年』をグラスに注いで、今年も花見ランチを催すことに。

Lunch2

小さな公園に大げさなピクニック・バスケットと一升瓶を抱えて乗り込んできた女二人組に、子供達やママさん達の視線が一瞬集まる。シカシこの光景、去年と全く一緒だぁ~。その間の季節に、まるで時間など流れていなかったかのように、まるで何の喜怒哀楽も起こらなかったかのように_。それを「幸せ」と形容してもらえたら私も気が楽なんだけど、ナカナカ手厳しい我が悪友は、宴の半ばにキッパリと言い放つ、「オモシロクナイ」と。彼女は、私がイギリスへ行くたびに、そのままアッチのダレカと結ばれでもして半永久的に帰って来なくなれば良いのに―と思っているらしい。「だって、みっちゃんはイギリスに居る時の方がイキイキしてるもん」と、モットモらしいことを言ってくれるが、もしそうなれば、しょっちゅうイギリスへ遊びに行く口実ができるとモクロンデいることを、私は知っている。うぅ・・・オモシロイことに命をかけている「ふぉとみっちゃん」としては、オモシロクナイと言われるのが1番こたえるんだけど・・・でもねぇ

愛に国境はない、されど愛の難しさにも国境はないのデアルよ。。。

なんて、『美少年』を飲み干しながら、しみじみ語らう春も春。スモーキー・ピンクにうっすら染まった柔らかな風に包まれて_

【付録①】 “花も団子も”

Meringue

無農薬の美味しいイチゴが手に入ったので『メレンゲのクリーム&イチゴ乗せ』を作ってみました。メレンゲの作り方は、卵白50gを角がピンと立つまでしっかりと泡立て、そこへ、乾煎りしてサラサラ状態にしたブラウン・シュガー80gを少しづつ加えて更に泡立てたもの(固いムース状)を、天板の上にポトッポトッと落として、120℃のオーブンで2時間かけて焼き上げます。焼き時間が長いけど作り方は簡単。そして、クリーム&イチゴとの組み合わせが最高です★このお菓子は、昨年、コッツウォルズのティルームで食べたもの(*http://fotomichi.cocolog-nifty.com/blog/2006/12/in__7f83.html参照)。それにはクロテッド・クリームが使われていましたが、私は生クリームに洋酒BAILEYSをチョコッとたらしたものを使いました。イギリス人の大好物という、このメレンゲ菓子、イチゴの季節に是非、お試しあれ_ふわふわ&サクサクっとした食感がたまりません♪

【付録②】 英国桜

Jephsongarden

春に初めてイギリスを訪れたときの日記に、「公園(*ロイヤル・レミントン・スパのジェフソン・ガーデン)に、なんと桜が咲いている!イギリスで見られるとは思わなかった。」と記されています。でも後になって、イギリスのあちらこちらで桜の樹を見かけるようになります(但し日本の桜とは品種が違うようですが)。考えてみれば、『メアリー・ポピンズ』の物語の舞台も【桜並木通り(Cherry trees lane)】というくらいですものね。

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