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2007年1月

2007年1月29日 (月)

スキッと。

根を詰め過ぎて、悩み過ぎて、あるいはダラケ過ぎて_ 毎日の暮らしに「閉塞感」を感じるようになったとき、それをスキッ と打開するために皆さんなら何をしますか?

私なら_ 髪を切るこれに限ります。毎朝、洗面台の前に立って、閉塞感にサイナマレタ自分の顔を覗き込むことで、日々、閉塞感が増して行く。。。という負の連鎖を断ち切るためには、まず、そのツラガマエを変えてしまうのがイチバン。今回は、ただ切っただけでは「閉塞感」は打開できそうになかったので、生まれて初めて髪を染めてみました。ほんの少しだけ赤く・・・。ま、地毛が真っ黒なので大して変化しませんでしたが、それでも何だかスキッ と良い気分♪

Haircut

この美容院は、長年通っていて気心が知れているだけでなく、近所の、ごく庶民的なお店でありながら、店内にセンスの良い雑誌が並んでいたり、選りすぐりのBGMが流れていたり、アーリー・アメリカンのアンティークのカーテンやイス(上下可動式のいわゆるヘア・サロン椅子でなく、深々とした安楽椅子に座ってカットしてもらうのです。)があったり_と、私にとっては訪れるだけで気持ちがスキッ とする場所なのです。

でも、この方法で困るのは、髪を伸ばしたいと思っても、ちょくちょく髪を切りたくなってしまうこと_。そろそろ、またロング・ヘアに戻したい気もするのに。

それから、お菓子作りも、自宅で手軽にスキッ とするのに良い方法です

バターと砂糖と卵を合わせた生地を、ふんわりクリーミーになるまで一心不乱にシャカシャカと泡立て、小麦粉を加えてサックリ混ぜ合わせ、型に流しいれてオーブンで焼く。すると、だんだん部屋中に芳香が起ちこめてきて、次にオーブンを開ければ、ジャジャーン♪ 先ほどの生地からガラリと変身した、黄金色に輝くフカフカのケーキが姿を現わす。_ この一連のプロセスは、かなりスキッ とします。私のお菓子作りで味わう悦びは、ちょうど、マジックを趣味にするサラリーマンのそれと似ているのかもしれません。あとは、ヘルシンキで買って来たオールド・フィニッシュ・デザインの布を敷いたりなんかして、美味しい紅茶を入れて_

Victoriacake

でも、しょっちゅうお菓子作りなんてしてたら、心の閉塞感は軽減しても体の脂肪が増えていくという、新たな問題に直面しそうです。

要は、日々の暮らしの中で、なるべく「閉塞感」を感じないようにすることが肝心なんでしょうね_

それができたら、もっと、人生全体がスキッ とするのかなぁ。。。

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2007年1月14日 (日)

初シューティング

今年最初のウェディング・フォト・シューティング。

今回のクライアントは、ずぅっと前に開いた写真展『晴待顔』(http://homepage3.nifty.com/photo-michi/index_files/japanese.wedding.1.htm参照)を観に来てくださった方。「あのとき以来、結婚するときは絶対みちさんに写真を依頼しようと思っていましたが、それを実現するときが来ました。」というメールを昨年10月にいただいて_。 ウェディングを撮り続けていて、こんなに嬉しいことはない。ますます気を入れて撮影にのぞむ。

場所は某一流ホテル。いつものように「おしたくから、おひらきまで」撮影させていただくことになっているが、挙式に関しては、ホテル専属のカメラマンのみ撮影が許可されている。

ホテルには、写真に関しても設備・人材・システムなど万全のものが完備されている。だから、あえて外部からの「持ち込み」カメラマンを入れる必要は、本来ない。というか、外部の者が入るとなると(既得権上の理由はさておくとしても。)進行や場の雰囲気が乱れたり、スタッフ同士の動きの邪魔になる可能性が出てくるので、はっきり言ってホテル側にとっては歓迎しがたい存在なのだ。

しかし、写真はただ「主要なシーンやポーズが押さえられていればそれで良い」ってなもんじゃなく、カメラマンごとの個性や特色がある。クライアントは、ドレスやヘア・メイクなどと同じように、写真も、自分の希望や好みに合うものを選んで良いはず ― いや、絶対、そうすべき(でしょ?)。だから、クライアントが様々な面倒や負担を引き受けてまで、わざわざ私に依頼してくださった以上は、責任を持って期待に応えられるような写真を撮らなくてはならない。

ただし、いわば『他人の土俵』なわけだから、主導権はあくまでホテル側にある。ベスト・ポジションは全てあちらのカメラマンに譲らなくてはならない。加えて私は、あちらの写真の邪魔にならないよう、対角線上に立たないとか、しゃがんで頭を低くするとか、それ相当の気を使いながら撮影するようにしている。それでも万が一(こちらも必死に仕事してるので_)、あちらの意に沿わないような事態が生じてしまった場合は、原則として、こちらがひたすら謝る。それが、「持ち込み」カメラマンの流儀ってものだ。そうすれば、進行もスムーズ、雰囲気も人々の表情もハッピー。で、ひいては、良いウェディング・フォトが残せることになる_と、私は考えている。

それに、一歩引いて譲ったつもりのポジションから、頭で考えても思いつかないような面白いアングルを得られることもあるし。後ろ姿、極端に高い/低いアングル、障害物が写り込んでしまう角度etc... それらがユニークでドラマティックな効果をもたらし、次からの撮影にも活かされたり_。そういう意味でも、ウェディング・フォトは、やっぱり奥が深い。

お支度や披露宴は自由に撮影させていただいて、8pm頃、シューティング終了。

撮影あがり、なぜか決まって食べたくなる麺料理。

最初、讃岐うどんが頭に浮かんだのだけれど適当な店が見つからず、『赤とんぼ』という和風パスタ屋で『ゴルゴンゾーラと湯葉のトマトソース・スパゲティ』を食する。これ、名前を見ただけで美味しそうだけど、実際すごく美味しかった。素材の組み合わせの勝利。こういうメニューを思いつく人って、本当にエライなぁ。

Pasta

初シューティングも無事、終了したことに感謝しつつ★

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2007年1月 4日 (木)

年明け

明けましておめでとうございます

「ブログみてます」という新年のメッセージを色んな方からちょうだいし、ちょっと浮かれ気分の『ふぉとみっちゃん』。まぁこれまでどおりジミチに更新していきますので、今年もよろしくお願いいたします。

さて皆さんは、どんなお正月を過ごされましたか?

私は年末いっぱいまでけっこう忙しくしていた反動もあり、正月三が日は雑煮の中の餅よろしくグニャ~ン とふやけきってしまいました。例によって、東京から帰省してきた甥っ子と一緒に、食べて遊んでテレビ観て_ 

Osechi

我が家のおせち料理は限りなく粗食に近い・・・ 母と姉と私とで好きなものを作って重箱に詰め合わせて出来上がり。私は、例年どおり焼き豚、ゴマ風味のなます、擬製豆腐(ぎせいどうふ)を作りました。

擬製豆腐(*写真中央_ 栗の甘露煮の右隣。)というのは、精進料理の一種です。豆腐に重石を置いて水気を切ったものに、黒砂糖・みりん・醤油を加えて、すり鉢でなめらかにすり潰した後、型に流し入れ、まず蒸して、それから表面に胡麻油を塗ってオーブンに入れて、表面にこんがりと焼き色を付けます。豆腐をこのように調理すると、まるで鶏か鴨肉のような(あるいは卵焼きのようでもある)風味が出るのです。動物性たんぱく質を食べることを禁じられた修行僧の“肉への憧れ”が生み出した、渾身のアイディア料理というわけ。

なんで修行僧でもない『ふぉとみっちゃん』が精進料理を覚えたかというと、アトピー性皮膚炎に悩まされ続けた十代の頃、治療のために、一時期、(動物性たんぱく質が体内に“毒素”を蓄積させ、アトピーの元凶を作っているという説に基づいて)完全なベジタリアン_ 欧米流にいえばベジタリアンの中で最も厳格なヴィーガン【vegan】_ 生活を送ったことに由来します。野菜と豆類と玄米御飯だけの食生活というのは、生来の食いしん坊『ふぉとみっちゃん』にとって余りにも耐え難く、今にも気が狂いそうになっていたときに、“植物性たんぱく質だけを使って多種多様な御馳走を作る”というコンセプトの精進料理に出会ったのです。それまでは、リンゴの皮ひとつむけなかった私が、精進料理を口にしたい一心で台所に立つようになり、料理の楽しさ、奥深さを知ると同時に、「食」に対するこだわり(より一層の喰い意地)がツチカワレていったのでした。

もうヴィーガン生活に戻ることは御免こうむりたい私ですが、精進料理は今でも大好物。ただ、手間暇がかかるので、今では年に1度、正月料理としてしか作らなくなりました。

精進料理を作っていると「どんな苦境に陥っても、その中でこそ楽しめること、学びとれることが必ずあるもんだなぁ」という実感が、自然とよみがえってきます。『ふぉとみっちゃん』が新年に向けて精進料理を作るのは、とかく人生に悲観的になりがちな自分に、あの頃の気持ちを思い起こさせ、また新しい1年を乗り切らせるための儀式のようでもあります。

それに美味しいんですよ、ほんと♪

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